お絵描き用iPadを選ぶときに気にしたこと
私が今使っているのはiPad Pro 11インチ 128GB。
先日紆余曲折あって買い替えたので、購入の際に気にした点などをまとめてみた。
●iPad遍歴
なんやかんやでiPadも3台目。
私のiPad遍歴は以下の通りだ。
2台目:iPad Air (第4世代)
iPadを買うまではWindows内蔵の液晶タブレット、それ以前はデスクトップPC +ペンタブレット(板タブ)を使用していた。
出先でも家と同じ設備で絵を描きたいと思い液晶タブレットを導入するも、想像より本体が重く持ち運びが大変だった。
充電も2時間半程度しか持たず、充電アダプタがこれまたゴツくて重い。
そして思ったより大きく手持ちのリュックに入らなかったため、常に液タブ専用のサブバッグが必要だった。
総重量2キロのカバンを毎日持ち歩くのはかなりの苦行であった。
画面表示が綺麗で描きごこちも抜群に良かったが、筆者の中では不便が勝ってしまった。
もっと手軽にお絵描きしたいと思い買い替えに至る。
●主な使用用途
筆者の主なiPad使用用途はCLIP STUDIO PAINTの使用である。
ページマンガは描かないためライセンスはPRO版を契約している。
作品展やグッズなどで使用するイラストがメインのため、印刷用の高解像度イラストの制作にストレスがないことは必須だ。
それ以外は仕事で使用するチャットアプリと、資料&暇つぶしのために契約している楽天マガジンくらい。
またiCloud+(50GB)を契約し、描いたイラストデータを全て預けている。
iPhoneやMacBookからもアクセスできる上、本体に何かあったときもデータが取り出せるため安心だ。
必要なアプリも本体内データも少ないため、本体ストレージは少なくても問題ない。
●無印iPadはエントリーモデルによし
1台目は、「とりあえずお試し」という気持ちで1番手頃なモデルを選んだ。
今まで使っていた液晶タブレットよりも画面が小さいこともあり、iPadでの作業が自分にとって合っているかを確認することが一番の目的だった。
これで相性が良かったら、下取りを利用して少し上のモデルを買おうと思っていた。
この頃はシフト制の仕事をしており、たまに時間がある時に小さなサイズを落書きする程度での使用だった。
主にweb用掲載用のイラストを作成する場合、ちょこっとお絵描きを楽しみたいという場合は無印のiPadでも十分だと思う。
がんばれば高解像度のイラスト作成も可能だが、少し処理の重さを感じるかもしれない。
●iPad Air なら大きめデータいける
1台目から2台目へは1年ほどで買い替えた。
もう少し大きめの画面で作業したかったことと、印刷物用の高解像度のイラストを作成する際に動きが重たいなと感じたためだ。
iPad Proほどの高性能のカメラは必要なかったことと、チップやCPUの違いもわからなかったため、なんとなくちょうど良さそうなiPad Airを選んだ。
Apple Pencilは第1世代も使用できたが、第2世代を新調した。
iPad AirはType-C搭載だったため、Lightningの第1世代ペンシルを直接差し込んで充電することができなかった。
なによりマグネットで充電できるスマートな第2世代ペンシルがかっこよかったため、普通に欲しかった。
画面サイズは0.7インチ差とはいえ、画面が大きくなり作業がしやすくなった。
ホームボタンはないが、Touch IDが使用できるためロック解除もスムーズ。
イラストアプリや使用レイヤー数にもよるだろうが、筆者の場合はA2サイズ(300dpi)のデータも難なく作成できた。
また筆者が使っていた第4世代から、現行のiPad Air第5世代は処理能力がアップしている。
筆者はこの辺に明るくないので、電気屋さんで聞いてみてほしい。
iPad Airは高解像度イラストのメインで制作したい人、Apple Pencil第2世代を使いたい人におすすめだ。
●どうせならiPad Pro
2台目から3台目への買い替えは、メモリ不足が大きな要因だった。
筆者の感覚なので確証はないが、大幅アップデート後のCLIP STUDIO PAINTはちょっと重たくなった気がする。
今まで問題なかったA3サイズ(350dpi)のフルカラーイラスト作成で、メモリ不足の警告が頻繁に出るようになったのである。
公式Q&Aを参考に設定を変えて見るも変わらなかったため、iPad本体の買い替えに踏み切った。
先述した通りiPad Air(第5世代)でも十分事足りたが、今回はiPad Pro 11インチ(第4世代)にした。理由は2つある。
①動画編集
稀に動画編集アプリを使用することがあり、これが内部ストレージをみるみる埋めていくのだ。そうなると64GBでは少し手狭だった。
②値段があんまり変わらない
では Air(256GB)とPro 11(128GB)を比較してみた時、1万円ちょっとの値差だったのだ。
それくらいの差なら、チップも新しい方がいいし、GPUも多い方がいい。
よくわからないけどどうせならいい方がいい、という勿体無い精神で購入に至った。
もしかしたら手に余るかもしれないが、今まで1〜2年のスパンで本体を買い換えていることを思うと、そのうち必要になるかもしれない。
動画編集をよくする人や、予算に余裕がある人はProを買っておけば困ることはないだろう。
●困ったら電気屋さんへ
以上がコンピューター素人の筆者のiPad選びだ。素人なりの考えが参考になれば幸いだ。
細かいスペックについてどれくらい差があるかはマジでよくわからない。
何度も言うがその辺の詳しい話はぜひ電気屋さんに聞いてほしい。
ハッピーiPadお絵描きライフを!
前の記事へ
次の記事へ