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絵の具をさわる

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こんにちは。キリュウです。

 

一昨日ぐらいから絵の具で絵を描いています。

しばらく使っていなかったので、空っぽだったり固まってしまったりな絵の具が多く、

昨日は久しぶりに画材屋さんに買い物に行きました。

 

正直に言うと、絵の具はあまり得意ではありません。

色を作るのが苦手なことと、せっかちで乾くのが待てないので。

あとは、絵の具で描く自分の絵の完成像がちっとも想像できないので、お仕事や普段の制作ではデジタルソフトを使っています。

 

じゃあなんでわざわざ面倒なことをするのかというと、完成が想像できないところが楽しいからです。

かわかない絵の具が混ざってしまったり、乾いた絵の具がはがれてきたり、

きっちり描きたがりな昔の私なら「ウワー!!」となっていたことが、今はとてもおもしろいのです。

前述した通り、私は絵の具が得意ではないので、筆跡もいっぱいで線もゆらゆら。

そんなきっちり綺麗にはいかないところも、なんだかかわいいなぁと思えます。

頭がやわらかくなったのかもしれません。よいことです。

 

私のデジタルイラストの好みは、線がはっきりして配色がオシャレなイラストが好きです。

自分が描く時も、人の絵を見る時も自然とそういう系を好んでいます。

絵の具などの画材を使うアナログ作品は、きっちり綺麗なものより、ざらざらもやもやしたような、偶然できたような雰囲気のあるものが好きです。

形がはっきりしていないというか。うまく説明できませんが…。

なので形のないものとか、よくわからないもの、はっきりしないものを描きたいな〜と思ったときに、絵の具を触っています。

 

絵の具で絵を描くときは、なんとなく工作をしているような気分になります。

絵を描いているんだけど、ものを作っているというか。

やっぱり手書きで描く絵には存在感があるからでしょうか。

実物大で同じ空間に存在しているというのは、デジタルで絵を描くときにはあまりない感覚です。

お部屋の中で描いているから、自然とお部屋にも馴染む気がします。

それに、印刷して見て「違〜〜〜う!!!」となるようなことがないのでよいですね…。

デジタルの時はいつもこれで頭を痛くしています。

 

絵の具で絵を描いていると、デジタルイラストを展示する ということについて少し考えてさせられます。

これはしばらく考えていることですが、印刷物を飾るだけでは、原画のパワーには敵わないなぁということ。

単に私の力不足なだけかもしれませんが。

デジタルイラストは、やっぱり画面で見た時が1番きれいです。それも作っている人の作業環境が1番きれいなはずです。

印刷出力することはもちろん、表示するモニターが変わっても絵の雰囲気は違うものになってしまいます。

 

それを一体どう飾ったらよいのか。

画面で見て1番きれいなものを、わざわざ足を運んで見に行きたいと思えるようにするにはどうしたらよいのか。

過去展示会をした際は、空間作りをかなりがんばっていました。

会場まるっと作品、みたいにできたらいいなぁ〜と考えています。

あと最近は、出力した絵に物としての価値をつけてあげれられないかなぁと考えています。

むずかしいですね。でも面白いです。

 

こんなことを考えているということは…。

予定は未定ですが、いつでも展示やらイベントやらしたいね〜と思っています。

絵の具の絵はそのうち実物が見れる機会を作れたらと思います。

 

それでは。

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