はじめて献血ルームに行ってみた
先日生命保険を契約した。
保険屋さんから説明を受けていて「おっ」と思ったのが、骨髄バンクのドナーに選ばれ入院した場合、お見舞金が貰えるということ。
骨髄バンクのドナー登録は母がしていたため気になってはいた。動機はややあれだがこれを機にドナー登録をすることにした。
ミッフィー好きにはお馴染みの、ディック•ブルーナさんのイラスト入りのパンフレットを職場から持ち帰り、巻末についている申込書を記入して準備万端。いざ登録へ向かう。
骨髄バンクのドナー登録は保健所や献血ルームなどで行うことができる。
今回私は最寄りの献血ルームで行うことにした。
献血ルームへ足を踏み入れるのも人生初。なんか健康診断前みたいでちょっとドキドキする…
入ってみると意外と病院っぽさはなく、漫画が並んでいたりとややカジュアルな感じ。
受付のスタッフさんに骨髄バンクに登録したいことを伝えると、
登録ついでに献血もどうですか?と聞かれ、せっかくなので初献血もすることに。
体重測定後、待合席で問診票を書く。
相方と一緒に行ったからか、待合席で2人まとめて問診票と本人確認(顔写真入りの身分証を提示)と、献血に際しての諸注意を受けた。
ビビって200ml献血にマルをつけていたが、
検査の結果次第では400mlどうですか?と言われ、じゃあ…となる。押しに弱い。
(18歳以上、体重50kg以上ある場合は400mlとっても大丈夫とのこと。)
その後窓口で受付を行う。
問診票と受付番号、ドナー登録申込書を提出し、スタッフさんに情報を登録してもらう。
その間にロッカーに大きな荷物を預け、血圧を測った。
「ありがとうございます」とたくさん言われて、なんだかうれしい。
血圧測定結果を持って窓口に戻ると、
問診票に記入した情報の確認、健康状態などの質問にタブレットで回答。
また次回以降の本人確認のため、指の血管(指紋認証みたいな)と暗証番号を設定した。
最後に番号を書いたリストバンド(以降はこの番号で呼ばれる)、初献血ユーザーの証の赤いネックストラップが渡され、いよいよ献血だ…!
まずはお医者さんによる問診を受ける。
健康状態や服薬の確認で、こちらからの質問事項も特になかったのですぐ終わった。
続いてヘモグロビン量と血液型の検査を受ける。
通常の献血の場合、指先からちょっぴり採血するそうな。
私はドナー登録のため、献血時と逆腕から採血した。
この時の採血は健康診断のような感じ。小さな試験管1本分採血した。
ここで検査を担当してくれたスタッフさんから、「本番の献血の注射はちょっと太めなので〜」と言われ、ちょっと血の気が引く。
(採血されてるので文字通り血の気は引いていたが)
ここまで来ておいて言うことではないが、どちらかと言うと注射は苦手。
刺さってしまえば大したことないが、刺さるまでが怖い。
検査の採血も明後日の方向を見て過ごした。
検査が終わり、ヘモグロビン量も基準値内。
400ml採血OKとなり、ベッドへ向かう。
入り口で紙パックのスポーツドリンクを渡された。
献血直後の体は脱水症状ぽくなるらしく、水分をとることで新しい血を作る手助けをするんだとか。
スポドリ片手に通されたベッドが…
想像より快適だった。
こんな感じのマッサージチェアを、ヤマダ電機で試乗したことがある。
もっと病室みたいなのを想像していたが、椅子がたくさん並んでいて歯医者さんっぽい。
椅子に座り、リクライニングで寝姿勢に。
スポーツドリンクを飲みながら、採血中のストレッチの説明を受ける。
筋肉を動かすことで血の巡りを良くし、採血をスムーズに行うことができるそう。
腕の消毒をしてもらい、いよいよ太めの注射が刺さる……
ビクビクしていたが、思ったより痛くなかった。さすが献血ルームのスタッフさんは注射も上手いのかもしれない。
ぼんやりと平日昼過ぎのロケ番組を見ること10分ちょっと。
想像より早く400mlの血液を採取完了。
絵に描いたような輸血パックと、400mlの量にびっくり。
太めの注射が刺さっていたため、検査の時よりも大きめの絆創膏を貼り、ガーゼとテーピングで圧迫してもらう。あとは血圧を測って終了。
私は最後の血圧測定でなかなか血圧が上がらず、スポドリを追加でもう1本飲み、5分追加でストレッチをした。(座ってることもあってか全然元気)
なんとか血圧を100まで上げ、最後に接遇へ。
献血後の過ごし方の説明を受け、献血カード(診察券みたいな)、骨髄バンクのドナーカード、お礼の粗品を受け取った。
アニメとコラボしていたりすると、ここでグッズがもらえるっぽい。
ドナーカードはディック・ブルーナさんのイラスト入り。かわいい。
また献血後は休憩スペースで20〜30分休憩し、様子を見るよう指示を受ける。
休憩スペースはマンガや雑誌が読める他、フリードリンクやお菓子(1人1つ)もあった。
ポテチと爽健美茶をお供に、この文章を作っている。
指定の時間が経過し、体調に異常がなければ帰宅となる。
具合が悪くなった際はすぐスタッフを呼べるよう、休憩スペースやトイレなど、あちこちに呼び出しボタンが設置してあった。
生命保険きっかけで行った初めての献血。
思ったよりカジュアルな雰囲気で、スタッフの皆さんも親切丁寧で安心して過ごすことができた。
新潟の冬は事故が増えるため、輸血が必要な機会も増加するとのこと。
ドナー登録が目的だったが、今後も定期的に献血に協力していきたいと思った。
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